新年のご挨拶

新年のご挨拶

公益財団法人 緑の地球防衛基金
理事長    大石 正光

あけましておめでとうございます。

昨年は、低迷していた「コロナ感染」から脱却して世界経済が活性化し、人の移動も活発になりました。日本にも多くの観光客が来日して、かつての賑わいが戻ってきました。

一方、地球温暖化による乾燥化が進み世界各地で40℃を超える熱波が襲いました。自然災害による山林火災が世界中で発生して、世界中の森林が消滅しています。

さらに、世界中の海は、二酸化炭素の吸収によって海水の酸性化が進んでいます。海水温の上昇によって、エルニーニョ現象が発生、偏西風の異常な変化だけでなく海流までも不規則な流れになってきました。例年秋になると北海道で採れるはずの秋サケ漁には、サバやフグがかかる事態になっています。

人間が排出し温暖化の原因になっている二酸化炭素は、海や森など自然界が吸収してくれる限界を超えているようです。自己利益を優先して、自我を押し通す人間の欲望が自然破壊だけでなく地球の破壊にまで続くのだろうか、よく考えなければなりません。

当財団は、多くの皆様からの会費やご寄付によって支えられておりますことに感謝申し上げます。

皆様にとって、本年も良い年になりますよう、お祈り申し上げます。