新年のご挨拶
公益財団法人 緑の地球防衛基金
理事長 大石 正光
新年あけましておめでとうございます。
地球温暖化防止のために始まった国連の会議(COP)は、30年前京都で「京都議定書」として初めて採択されました。しかし、地球温暖化防止は一向に進まず二酸化炭素の排出は増加し続けて、世界中の氷河や北極・南極の氷山が急激に溶け出して海水面が上昇しています。異常気象による豪雨と干ばつだけでなく森林火災までが世界中で発生しました。国連による「COP27」では結論を出せないでいます。動植物の生命だけでなく人間の存続までも危機に瀕してきましたが、それでも一向に合意がなされません。
コロナ感染がようやく収まりかけてきたのですが、ロシアによるウクライナ紛争は物流の混乱や物価の高騰を引き起こし、終焉する兆しが見えません。次から次へと発生する問題は、世界の経済だけでなく、物流や人の移動にまで劇的な変化を引き起こしています。いつまで続くのか、地球の終わりが見えた時が本当の終わりなのだろうが、もうすぐそこに来ているようにも思えます。
当財団は、昨年で設立40周年を迎えることが出来ました。これは多くの皆様からの会費やご寄付によって支えられたおかげです。
皆様にとって、本年も良い年になりますよう、お祈り申しあげます。