新年のご挨拶
公益財団法人 緑の地球防衛基金
理事長 大石 正光
新年あけましておめでとうございます。
年を追うごとに被害が拡大している地球。予測できない自然災害が世界中に広がり、乾燥による山林火災が、世界各地で発生して、人間だけでなく、地球上に生息する動・植物を絶滅に追いやっています。
昨年の11月27日に開かれたEUヨーロッパ委員会ではじめての女性委員長になったドイツのフォンデアライエンは、就任演説で環境問題を最優先課題に取り上げて気候変動問題を真っ先に取り組むと強調しました。地球温暖化で二酸化炭素の排出国で中国に次ぐアメリカのトランプ大統領が「気候変動締結国会議」から離脱すると宣言して、二酸化炭素の排出量の規制をやめました。温暖化現象が進んでいる中で、5億人の人口を抱えているヨーロッパのリーダーが次世代の子供たちへの責任として、この難問題を解決されるよう心から期待しています。
日本はかつて地球温暖化問題に真剣に取り組んでいましたが、安倍総理はアメリカ追従のような対応ばかりが目立ちます。「京都議定書」に代表される日本は、自動車の排気ガスだけでなく石炭火力発電の削減などいくらでも取り組める課題のはずです。言葉だけでなく、真剣にこの問題に取り組まれるよう希望してやみません。
わが財団は、30年ほどの「タンザニア・モデル事業」を終了して、あらたにベトナム・ラオカイでの植林に取り組もうとしております。
本年も皆様にとりまして、良い年になりますよう、お祈り申し上げます。