新年のご挨拶
公益財団法人緑の地球防衛基金
理事長 大石 正光
新年あけましておめでとうございます。
2018年の戌年が終わり、猪年になりましたが、平成の時代も終わりになります。
4月末には天皇陛下が退位され、新元号と共に5月1日に皇太子さまの即位が行われます。新しい時代の幕開けになりますが、消費税も10月から10%になり国民の不安と動揺が聞こえてくるようです。
今年は、1985年(昭和60年)から緑の地球防衛基金の海外支援事業として取り組んできた、アフリカキリマンジャロ山麓2,000m高地での植林活動が3月末で終了することになりました。「森林破壊は山麓住民に原因がある」とのタンザニア政府の政策に対抗して住民との共同作業で苗床を作り植林を続けてきましたが、山麓各地での森の回復に成功した結果、山麓37部落のリーダーとして大統領からの特別表彰を授かるまでになりました。
このプロジェクトは35年間の長期間の事業として1億円弱の投資でしたが、無事に成功裡に終わることができました。本年からは新規事業候補地域のなかから、新規事業の決定に取り組んでまいります。
地球温暖化の影響で寒暖の差が激しい日々が続いておりますが、皆様にとって、本年も良い年になりますよう、お祈り申し上げます。