ヒマラヤ保全協会と協力し、1989年、簡易水道の敷設を通じ、緑化調査を進めました。その経験を生かし、日本の農家をネパールに移住させ、農家経営に造林を取り入れたモデルづくりがねらいです。
この計画は、森林破壊を防ぐ前提として、住民の生活安定をはかりながら、造林に力点を置く、という考えからきています。
計画を進める過程で、地域住民の要求や目的に対応した自生種、飼料木、果樹、緑化木など、多様な苗木が必要とされました。育苗所を整備し、地域別の適性樹種をみきわめながら、積極的に植林に取り組みました。
期 間 | 1989年度~1996年度終了 |
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カウンターパート | ヒマラヤ保全協会 |
活動地域 | ネパール・シーカ渓谷周辺 |
年度 | |
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1989 | ネパール・アグロフォレストリー普及事業・助成開始 |
1990 | 日ネ両国の学者が現地調査に参加 |
1991 | 第1回山岳エコロジー・スクール開催 植林を試みながら、畜産、野菜栽培などのモデル農家づくりを進める |
1995~ | 育苗所の整備、運営を支援 各種苗木生産などにつとめ、森林経営の自立を促進 |