ベトナム

マングローブとは、熱帯地方や亜熱帯地方で、海岸や河口の潮間帯(ちょうかんたい)で生育する植物のことをいいます。

マングローブ林は、津波などの自然災害がきたとき、防波堤の役割をして海岸を守り、薪、木炭、建築材などとして人々の生活に役立ってきたほか、その生態系のなかで、魚介類、鳥類など数多くの生物を育んできました。「生命のゆりかご」とも呼ばれています。

ベトナムでは、ベトナム戦争以前40万ヘクタールあったマングローブ林は、戦争で使われた枯葉剤と、その後エビの養殖池やOA用紙のパルプ原料とするための乱伐で、10万ヘクタール前後にまで激減しました。

その結果、漁業資源の減少や、田畑への塩害、台風や高潮などによる自然災害を呼び込み、人々の生活に大きな影響を及ぼしました。

そこで当基金では、マングローブ植林行動計画、ベトナムのマングローブ生態系研究所と協力し、ベトナムのマングローブ林の保全・再生に取り組みました。

北部タイトゥイ郡、ティエンラン郡、南部ベンチェに、約300万本のマングローブを植林しました。

【ベトナム・マングローブ植林協力・資金助成】
期間 1994年度~1997年度 終了
カウンターパート マングローブ植林行動計画<ACTMANG>、
MERC(マングローブ生態系研究所)
活動地域 北部タイビン省タイトゥイ郡、ハンフォン市ティエンラン郡
ベトナム支援活動のあゆみ
年度  
1993 マングローブ植林基礎調査実施
1994 マングローブ植林事業開始。第一次植林実施。100haに100万本を植林
生育調査・苗床および新規プロジェクト地調査実施
1995 マングローブ植林、新規苗床調査実施
1996 ベトナム・マングローブ植林の本命樹種の本格植林
1997 マングローブ植林
少年少女対象「地球のわたし」作文コンクール開催
優秀者5名によるベトナム・マングローブ生態系調査実施